以下の項目にあてはまりませんか?
- ・便潜血検査で「陽性」と指摘された
- ・便潜血検査で「陽性」と指摘されたが、まだ2次検査を受けていない
- ・家族や親戚に大腸がんになった人がいる
- ・大腸がん検診を未だ受診していない
便潜血検査で陽性と指摘された方へ
便潜血検査とは便の中に血液が混入しているかどうかを確認する検査で、健康診断で広く普及しています。便中の血液成分の有無を調べることで、下部消化管で出血がないかを調べることができます。便潜血陽性の場合は下部消化管内でなんらかの異常を認めることがありますが、検査で陽性と判断されても二次受診をされていない方が多い事実があります。便潜血検査で陽性と判断された場合は決してそのまま放置せずに、クリニックを受診し、下部内視鏡検査で更に詳しい検査を行う事が大切です。近年はコロナウイルスの影響で、二次検査の受診を控え、病気が進行していたというケースも多く報告されています。病気の早期発見、早期治療の為にも必ずクリニックを受診しましょう。
便潜血検査陽性で疑われる病気
便潜血陽性と診断された場合、以下のような病気の疑いがあります。
- ・大腸ポリープ
- ・大腸がん
- ・直腸がん
- ・潰瘍性大腸炎
- ・クローン病
- ・大腸憩室炎
- ・大腸憩室出血
- ・痔
- ・クローン病
- ・虚血性腸炎
- など
便潜血検査と大腸がん
便潜血検査は約5%が陽性になるとされており、そのうちの数人に大腸がんが発見され、それ以外は他の疾患が原因であるか、非特異的出血で陽性になっていると考えられます。近年、死亡率が増加傾向にある大腸がんですが、早期発見・早期治療を行う事ができれば、決して怖い病気ではありません。便潜血検査陽性と指摘された方は、直ぐに大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)を受診することが大切です。また、大腸がん以外の疾患であっても自覚症状が現れる前に便潜血検査によって発見できれば、早期治療が可能です。このように便潜血検査は身体からの重要なサインであり、結果を放置せずにしっかりと適切な段階で治療を受ければ多くの病気の早期治療に繋がります。
便潜血陽性は速やかに大腸カメラ検査を
便潜血検査で陽性と指摘された方は詳しい検査の為に大腸内視鏡検査(大腸カメラ検査)を受診していただきます。
大腸カメラ検査
大腸がんの検査方法としては大腸内視鏡検査が挙げられます。大腸内視鏡検査とは、肛門からスコープを挿入し、肛門から直腸・S状結腸・下行結腸・横行結腸・上行結腸・盲腸・回腸末端部 に異変がないかを調べる検査です。検査中に病変が見つかった際は、その組織を採取し詳しい検査を行ったり、ポリープが見つかった場合はその場でポリープの切除をすることができます。また、早期がんを切除したりすることもできる非常に有用な検査です。
大腸カメラ検査について
大腸内視鏡検査には「苦しい」というネガティブなイメージをお持ちの方が多くいるかもしれません。 当院では鎮静剤を使用して患者様に検査を受けていただきやすい環境を整えております。安心してご来院下さい。詳しくはこちらをご覧ください。
便潜血で陽性になった方は当院まで
便潜血検査で陽性と指摘された方は詳細の検査を行うために大腸内視鏡検査を受けましょう。また、便潜血検査で陰性であったとしても油断は禁物です。腹痛、血便、慢性的な下痢や便秘などの症状がある方やご家族に大腸がんを発症している方がいて定期的な検査をご希望の方は当院までご相談ください。